前の自分と今の自分、どちらが好きかと言われれば当然今の自分が好きに決まっている。
新しいものが増えていく、新しい発見がある。
連が私を変えてくれた。
そんな連が、どうしようもない程好きだ。
「…分かった?絶対ですからね?」
「わかったってば、しつこい」
「なんかあったら俺に言う、絶対絶対だからな」
「わかったって」
さっきから家の前で何度もくり返すこの会話。
送って帰ってくれたはいいけど、さっきから何回もしつこい。
そりゃ、連といれるのはいいよ。
そりゃあ…まあね?
でも、ねぇ…。
「もう、心配過ぎて寝れそうにない」
「連!うるさい、分かったってば!するってゆってるじゃん!寝なさい!」


