片岡達は俺に話した。 ごめんと、何度も言いながら。 俺は無言でそれを聞くだけだった。 彼らが話終わると手に持った荷物を力無く握りしめて階段を降りた。 踏み出す一歩一歩が重い。 触れる空気が重い。 全部が間違っていた。 片岡達の言った事が全部かわからないけどもう関係なんて無いんだ。 灯を傷つけてしまったのは、変えようのない事実だったのだ。 そうしたのもすべて俺が原因で。 俺のせいで灯を傷つけたのだから。 悲しいも、切ないも、苦しいも。 すべては俺の非力さが生んだもの。