机の上に置いていたラッピングされた箱を手に取り部屋を出る。



その時、ポケットの中が振動した。



「…メール?」



携帯を開いて、確認すると灯からで。



急に手が熱くなった気がする。




“ 分かった。 ”




そんだけなのに。




胸の中が、ざわっとした。



嬉しい。


嬉しい。




胸の中でそんな感情が主張をくり返す。



「…俺、やばいかも」




好き過ぎ?




でも、やめられねんだもん。


とまんねんだもん。