「誰がそうなのか、俺もわからないけど。とにかく気をつけろ」



「ああ…分かった」




俺のことばに安心したように笑ってまたペットボトルのお茶を飲み始める。




「まあ、立花先輩綺麗だしなあ。ルックス最高。」



「…お前がそういうと変態っぽい」




気をつけろか。



でも、どう気をつければいいんだ?




とにかく、彼女に危害がないようにしなくちゃな…。







そんな、俺たちの会話が誰かに聞かれていたなんて。







俺達は知らなかった。