花には水を







かたん…



俺の部屋のベランダから夜空を見上げる。




彼女の顔が浮かんで、俺でもわかんないくらい彼女ばかりになる。




妃世と一緒に居ても、飯食べてても、テレビ見てても。





彼女は今なにしてんだろ。



とか、




明日も会えるのかなぁ


とか…。




まるで、恋してるみたいに。




彼女が不思議とスーって俺の中に入ってきて。



占領してく。





知りたい、知りたい。




もっと彼女を、近くで。




見てていたい。