花には水を




にたにたと笑ってそうかしら?と言葉を続けると母さんに、リビングの方からバタバタという足音が響いた。




「兄ちゃん~おかえりー」




ひょこっと顔をだしてにこっと笑う。



「ただいま、妃世。」




こちらに向かってきて一生懸命広げる小さな手に俺は頬を緩ませる。




歳が離れている俺の妹。


最近16になった俺に、あと少しで3歳になる妹。





離れてるからか、母さんと父さんは俺の事を シスコン だという。




でも、俺以上に彼らの方が親ばかだが。




妃世を抱きあげると、きゃっきゃっと喜んだように笑いごえをあげる。



「妃世ね、兄ちゃん帰ってくるの楽しみなのー」




そういっていつも笑っている。




彼女は俺の太陽だ。




小さな小さな、大きな太陽。




時々眩しすぎて俺には目が眩む。