君はズルイ

「同じクラス!?



ありえない…なんでここにいんの?


しかも私の特等席で寝てるし!

本当最悪…


とっとと退いて。」


同じクラスなんて…


最悪。

私クラスメイト無理なのに…


「なんで?


俺ここに居たいんだけど」


「…じゃあ私が出ていく。」

無理!


図書館でも行こう。


そして私が屋上から離れようと、ドアを掴んだら…

ギュッ


と…手を掴まれた。


「…何?私一刻も早くここから去りたいんだけど」


「ねぇ…なんでクラスメイトをそんなに避けるの?



俺…理解できない。」


「関係ないでしょ?


私はクラスが嫌い…それだけだけどそれが何か?」


「日比谷さ…最初俺にいったよな…



君も色々大変なんだね…


………ガンバ

って…」

聞いてたのかよ!


「それがなに…?」


「少しでも、俺に親近感持ってくれたんじゃねーの?


だからガンバっていったんだろ?」