さきの服や髪を整えてやりながら少しだけ話をした

テーブルに腰掛けてる俺の肩にもたれかかってきて

その息遣いを感じただけなのに

このまま連れて帰りたくなる


こりゃ重症どころの騒ぎじゃない


状況が状況なだけに、一瞬たりとも彼女を一人にしたくなかった






一緒に帰ろうと言った

はじめて待ち合わせをした

偶然を装ってたり

待ち伏せとかじゃなく




どうか彼女が無事で来てくれますように

そういや、さきは何時に終わって来るんだろう

聞いてなかったな

まあ、何時間でも待つんだけど……


そう思いながら、待ち合わせ場所に向かうために廊下を歩いていた