「なななななんで!!??
秘書とかいらね-よッッッ!!」

あたし、お偉いさんでもないし。

お仕事とかしね-し。

「あぁ・・・秘書というよりも、ただのお付の者ってカンジです。」

「たたたたたとえば、桐蔵さんはど-いうコトをするの???」

そういうと、桐蔵は(もう呼び捨て)背広の内ポケットからちいさな手帳を取り出して、

「え-・・・。
まず、朝、今日の予定を申し上げます。次に、学校等への送迎。あとは・・・まぁいろいろです。そんなにたいしたコトはいたしません。」

「・・・あぁ・・・そう。」

なんだよ。びっくりしたな。

「あ、そうそう。あとは・・・」

「あとは???」

そういうと、桐蔵はキレイな顔を妖しく歪め、

「なにか、変なコトをやらかさないか、監視します。」

「変なコト・・・???」