「人をヒマ人みたいに言うな。

――まぁ、逆効果だと
わかったから、もう終わりだ」





ため息と共にそう言うと、
恭夜は静かにカップを
ソーサーに戻した。





そして、真っ正面から
まっすぐにあたしを見て、





「聖奈。

オレはオマエがどんな
奴か、もっと知りたいんだよ。

だから今日は、もっと
オマエをさらけ出せ」





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