でも、次の日からは二人
きりになることもなくて、
安心してたのに……。
(どうしよう……。
二人きりだなんて、怖い……)
入口の所で、あたしは足が
止まっちゃって動けない。
恭夜が、そんなあたしを
怪訝な顔で見た。
絹みたいに艶のある
長めの前髪のすき間から、
ジッと観察するように
こっちを見つめてる。
_
きりになることもなくて、
安心してたのに……。
(どうしよう……。
二人きりだなんて、怖い……)
入口の所で、あたしは足が
止まっちゃって動けない。
恭夜が、そんなあたしを
怪訝な顔で見た。
絹みたいに艶のある
長めの前髪のすき間から、
ジッと観察するように
こっちを見つめてる。
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