そう感じた時には、
あたしはもう少しも怖く
なくなってた。






「何度か言ったが……。

これが最後の確認だ。


聖奈―――オレに抱かれる
のは、イヤか?」





あたしの顔に手を添えて、
恭夜が囁くように尋ねてきた。





その瞳には、あたしが映ってる。





恭夜を見つめる、
あたしだけが……。





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