LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完

だけど恭夜は、




「ダメだ。

もう、どれだけ待ったか
しれない。


これ以上はゴメンだ」





そう言いながら、あたしを
抱えたままゆっくりと歩き出す。





テーブルを離れ、
ダイニングの奥に続く
寝室へ――…。





心臓がこれ以上ないって
くらい速く打ってた。




酸素が足りないわけでも
ないのに呼吸が苦しくて、
意識が遠のきそうにすら
なっちゃう。




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