「メインディッシュは
おあずけだ。
聖奈もたいして食欲ない
みたいだし、かまわないな?」
「えっ? あ、あの……」
うろたえるあたしを置いて
恭夜は一度ドアの所まで
行くと、カチャリと鍵を
かけて戻って来る。
「え!? で、でもまだ
お料理……。
恭夜は食べてたじゃない」
「別にいらない。
今夜オレがホントに欲しい
モノは――知ってるだろ、
聖奈」
_
おあずけだ。
聖奈もたいして食欲ない
みたいだし、かまわないな?」
「えっ? あ、あの……」
うろたえるあたしを置いて
恭夜は一度ドアの所まで
行くと、カチャリと鍵を
かけて戻って来る。
「え!? で、でもまだ
お料理……。
恭夜は食べてたじゃない」
「別にいらない。
今夜オレがホントに欲しい
モノは――知ってるだろ、
聖奈」
_

