恭夜の細い指が、あたしの
アゴをさらに上向かせる。
そして、吐息が触れる
くらいの近さに顔を
寄せて、甘い囁き声で
彼は言った。
「聖奈。
オマエが好きだ。
だから本気で、オマエが欲しい」
今までには聞いたことも
ないような、優しい声で。
そして恭夜は、震える
あたしの肩をもう片方の
手でしっかりと抱いて、
そっとあたしにキスをする。
_
アゴをさらに上向かせる。
そして、吐息が触れる
くらいの近さに顔を
寄せて、甘い囁き声で
彼は言った。
「聖奈。
オマエが好きだ。
だから本気で、オマエが欲しい」
今までには聞いたことも
ないような、優しい声で。
そして恭夜は、震える
あたしの肩をもう片方の
手でしっかりと抱いて、
そっとあたしにキスをする。
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