LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完

恭夜の細い指が、あたしの
アゴをさらに上向かせる。




そして、吐息が触れる
くらいの近さに顔を
寄せて、甘い囁き声で
彼は言った。





「聖奈。

オマエが好きだ。

だから本気で、オマエが欲しい」





今までには聞いたことも
ないような、優しい声で。





そして恭夜は、震える
あたしの肩をもう片方の
手でしっかりと抱いて、
そっとあたしにキスをする。





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