LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完

顔が固定されて、
目がそらせなくなる。





恭夜の漆黒の瞳が、強い
光を秘めてあたしを映してた。





あたしだけを、まっすぐに見て。





恭夜は凪いだ海のように
穏やかな声で、あたしに告げる。





「“ドール”なんて――

お飾りの“人形”なんて
もういらない。


それは、オレが本当に
欲しいモノを見つけたからだ」





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