そんな自分に気づいてたし
それでいいって思ってた。
だってホントに、忘れなきゃ。
恭夜と過ごした時間なんて
夢だったんだって思わなきゃ。
本当だったら関わることも
ない、遠い世界の人
だったんだもの。
忘れるしか、ない………。
「聖奈………」
麻衣ちゃんが痛々しそうに
声をかけてくる。
_
それでいいって思ってた。
だってホントに、忘れなきゃ。
恭夜と過ごした時間なんて
夢だったんだって思わなきゃ。
本当だったら関わることも
ない、遠い世界の人
だったんだもの。
忘れるしか、ない………。
「聖奈………」
麻衣ちゃんが痛々しそうに
声をかけてくる。
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