その言葉を聞いたとたん、
オレはギクリと体を
強張らせて、動きを止めた。
そうするしかなかった。
「恋――だって……?」
「ゴメンね。
あたしが悪いの。
あたしが自分の気持ちを、
ちゃんとわかってなかったから」
聖奈の声はもう、完全に
嗚咽混じりだ。
_
オレはギクリと体を
強張らせて、動きを止めた。
そうするしかなかった。
「恋――だって……?」
「ゴメンね。
あたしが悪いの。
あたしが自分の気持ちを、
ちゃんとわかってなかったから」
聖奈の声はもう、完全に
嗚咽混じりだ。
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