「――――乗れ」
短く言って、恭夜はアゴで
運転手さんが開けて
待ってるドアを示す。
あたしは黙って乗り込んで
から、ようやく恐る恐る
恭夜に質問した。
「………どこに行くの?」
ホントはもっと他に聞き
たいことがいっぱいある。
でもストレートにそれを
聞く勇気がなくて、言えた
のはそんなことだけだった。
_
短く言って、恭夜はアゴで
運転手さんが開けて
待ってるドアを示す。
あたしは黙って乗り込んで
から、ようやく恐る恐る
恭夜に質問した。
「………どこに行くの?」
ホントはもっと他に聞き
たいことがいっぱいある。
でもストレートにそれを
聞く勇気がなくて、言えた
のはそんなことだけだった。
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