LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完

「――――乗れ」





短く言って、恭夜はアゴで
運転手さんが開けて
待ってるドアを示す。





あたしは黙って乗り込んで
から、ようやく恐る恐る
恭夜に質問した。





「………どこに行くの?」






ホントはもっと他に聞き
たいことがいっぱいある。





でもストレートにそれを
聞く勇気がなくて、言えた
のはそんなことだけだった。





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