恋人のように体を合わせ
たって――オレと麗は
けして恋人じゃないんだから。
「何が楽しくて、何が
自分のためになるか。
……そんなことは、
オレ自身が決める
麗の助言は必要ない」
オレは感情のこもらない
声でそう言うと、静かに
ベッドを出た。
上半身を起こし、悲痛な
顔でオレを見上げる麗を
見下ろして、
「帰る。
オマエは好きなだけいていい」
_
たって――オレと麗は
けして恋人じゃないんだから。
「何が楽しくて、何が
自分のためになるか。
……そんなことは、
オレ自身が決める
麗の助言は必要ない」
オレは感情のこもらない
声でそう言うと、静かに
ベッドを出た。
上半身を起こし、悲痛な
顔でオレを見上げる麗を
見下ろして、
「帰る。
オマエは好きなだけいていい」
_

