そんなことを考えてたら、
やっと呼吸の落ち着いて
きた麗が話しかけてきた。





「ねぇ、恭夜……。

新しいあのコ。

ホントにずっと、あなたの
傍に置いとくつもりなの?」





「――聖奈のことか?

いきなりどうした?」





「だってあのコ、オドオド
してて全然ドールらしく
ならないじゃない。

恭夜に選んでもらったって
いうのにふざけてるわよ」





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