「それとも、本性を
知ったら嫌いになったか?」





「―――――!!」





ドクンと胸がはねた。





好きなのか、嫌いなのか?





そんなこと聞かれても、
答えられない。





だってあたし自身、その
答えがわからないんだもの。





憧れてた恭夜。


遠くから見つめるだけの
毎日を過ごしてた日は、
もっと近くに行きたいって
思ってたのに。





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