LOVE☆CHAIN〜ソノ鎖デツナイデ〜《俺様王子×純情DOLL》完

いつの間にか、あたしは
恭夜の隣に立ってそう囁いてた。





けどそれは夜の海に
なのか、そうじゃないのか。



囁いたあたし自身、
よくわからない。





「聖奈」





ふいに名前を呼ばれて顔を
あげると、恭夜の漆黒の
瞳がすぐ近くにあった。





「あ…………!」





視線をそらす間もなく、
アゴをとらえられて顔が
動かせなくなる。





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