……気が遠くなりそう。





あたしは恭夜の後ろで、
めまいを堪えるのに必死だった。





「おお恭夜、着いたか。

急に呼びつけて悪かったな」





「ったく、ホントだぜ。


なんでだよ? 今日は
オレは出席しなくて
よかったはずだろ?」





恭夜は周りに人がいるのを
気にしてか、少し声の
トーンを落として抗議する。





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