会場の一番奥が少しだけ
高いステージになってて、
その近くに一段と賑やかな
何人かの集団がいた。





恭夜はまっすぐにその
集団に歩み寄って、中でも
一番割腹のいい男の人に
声をかける。





「おい。

着いたぜ、オヤジ」





え? オヤジ?




じゃあ、この人があの
真行寺財閥の、トップ……!!?





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