だけど恭夜と一緒にいる
あたしは、気づけばもう
その人いきれのまん真ん中だ。





主催者の御曹司の登場に、
周りの人達も気づかない
わけない。



恭夜は次から次へと声を
かけてくる人に、相手に
よって言葉を変えて、
笑顔で返事を返してった。





それを繰り返しつつ、
会場の奥の方を目指す。





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