あたしはまた転ばない
ように、必死でついていく。





大きな恭夜の手。



広い背中。






――やだ………


胸がドキドキして、
とまんないよ。





こんな服着てる時に、
手なんて引かれて。






……なんだかあたし達、
本当の王子様とお姫様
みたいじゃない……。





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