茜色から日は落ちる。

空には星空。







「ゆい、そろそろ帰ろっか」


「うん」


「えーもう帰るんけ?」


「プチパーティーすんの」






これ以上ここにいたら拉致られる。

そう思って帰ろうとするけど。



ほらほら帰んなオーラ出してるよ。

心なしか龍の腕の力強いよ。



いや、本間帰らして。








「雄大、今日ぐらいええやんけ」


「んー?」


「家族と過ごさせたれや」






なんて思っていたけど。



英寿くんが神に見える!!!

てか神!!!




早速姉の手を引いて、再び駅に向かう。

龍は拗ねた感じで離してくれた。







「お父さ、英寿くんありがとう」


「おい待て、今何言いかけてん」


「龍また連絡すんねー」


「はぁーい」


「拉致すんぞ」


「お父さんって言いかけましたすみません」







結局怒らしてしまったのは置いといて。



さー家帰ろっ。








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