「……………」
「……………」
「……………」
ざわめく街の中、三人はフリーズ。
そして私と姉の顔を見比べて。
「ゆいさんのお姉さん?!おお俺白咲龍っていいます!!!以後お見知り置きを!!!」
「ゆいの姉ちゃんってことは、寿の姉ちゃんってことやんな?」
「そりゃそうやろ」
「寿も知り合い?」
「…うん、まぁ」
ってかそんなに驚くこと?
龍はなんかガチガチに固まってるし。
姉と目を合わせ、首を傾げる。
もう帰っていいかな?
「そういえば、ゆいに似てるな」
「お姉様はおいくつですか?!」
「二十歳、てかいつもゆいが世話になってごめんねー」
「いやいや、世話してます」
「おい!!!」
なんや世話してるって!!!
そこは普通、そんなことないとか言う所ですやん!!!
…やっぱり寿連れてこればよかった。
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