暴走前より増えたバイク。
旗も、白虎以外のものも上がっている。
倉庫の前は人で埋め尽くされている。
その中心にお立ち台が置いてあって。
「…なんで外?」
「倉庫の中、人入らないっすもん」
「注目浴びるやん」
「いや、浴びなあかんっしょ」
「あぁ…せやね」
倉庫の中。
ここには私を含め龍と蓮だけ。
シャッターは閉められている状態で。
ただ小さな照明が中を照らしていた。
着崩れた特攻服を元通りにする。
木刀もいつものように腰に刺して。
「ゆいさん」
「ん」
「「お疲れ様でした」」
「…ん」
後ろで頭を下げる二人。
私は、前を見つめたまま。
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