いつまでも暴走はしていられない。
どれだけ楽しくても。
どれだけ走っていたくても。
時計を見れば9時半。
倉庫に、戻らな。
「龍、暴走終了」
「えっ?もうそんな時間っすか?」
「うん」
「…わかりました」
龍が全員に指示を与え、皆方向転換。
後は来た道を戻るだけ。
たった一時間半の暴走やったけど。
なんかもう、充実した。
「なぁ龍」
「…はい」
「笑って」
「……………」
「そんな顔で見送らんといてや」
「は、い」
目を閉じ、風を感じる。
心を頑張って落ち着かせる。
よし。
もう後ろ髪は引かれない。
.

