白虎連合最終章





拳に当たるのは、頬。

俺は初めて肉親を殴った。






息が荒れる。

たった一発やのに。








「…誰を殴ってんのか分かってんのか」


「黙れ」


「そうやって直ぐ暴力を振るうのも当たり前なんやろ」


「黙れや!!!!」









仲間。

友情。

先輩後輩。

好きな人。





それを教えてくれたんは白虎連合。

生きてく環境をくれたのは白虎連合。






それを否定するんは。

ゆいさんを否定すること。









「もう一度言う」


「……………」


「俺に構うな、生活に入ってくんな」


「龍」


「最後に一つ」









背を向け、歩き出す。

これ以上ここに居たくない。










「龍って呼ぶな」









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