病院のくせにあるエスカレーターで昇れる所まで昇る。

それからは関係者以外使用禁止のエレベーターに乗って。







やたら長い廊下。

下絨毯やし。









暫く歩くと一つの扉の前で立ち止まる。

院長室、と書かれた部屋。









「……………」


「こっからは龍、お前だけ入れ」


「は?」


「ほななー」


「はぁ?!」








軽く笑い、天海は背を向ける。

ヒラヒラと手を振られた俺は立ち尽くすしかなくて。





って、は?!

は?!







はぁ?!









「うぜぇ、マジでうぜぇ」







本間に連れてきただけやんけ。

本間に着いてきただけやんけ。







俺かて緊張すんねんぞ!!!









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