緊迫した空気。

それに気付いたのか、誰も口を開けない。



隊員達も緊張した顔してるし。

紫織でさえも。









「きゃー!!!白咲くんいるやんっ!!!」


「橘くんも!!!てか皆格好いいーっ!!!」


「きー!!!」


「紫織、落ち着いて」









まぁ空気読めへんギャル達は置いといて。





どうしよ、龍暴れるかも。

そしたら紫織危ないし、紫織に背を向けとこかな。





そう思い、拳に力を入れる。

けど、











「病院はお前が継いどけや」









予想と違って。

龍は不適に笑っていた。








「ん?」


「おっさんに伝言」


「あぁ、親父のことな」


「人の生活に入り込んでくんな伝えとけ」









久しぶりの。




裏龍降臨。










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