てゆか、こういう風に落ち着いたん久々。

最近色んな人の胸ぐら掴んでばっかりやったし。





総長大変っす。

そう考えたら英寿くん何年も頑張ったなー。








なんて、安らぎなんてほんの一時。

直ぐに現実はやってくる。











「天海くんっ、今日は絶対遊んでなーっ」


「はぁ?遊ぶんあたしやし!!!」


「まぁまぁ、落ち着いてー」









黄色い声と共に、登場するのは偽王子。

体が、変に強張る。







「………………」








龍も気付いたのか、無言で尚輝を見る。

そんな尚輝は女の子を引き連れながら、こちらに向かってきて。










「親父から伝言、早く帰ってこい」










言葉とは裏腹の、笑顔。










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