時刻は夜中0時。

今日は集会も暴走もないし、此処でゆっくりしとこかな。








「龍、寝ちゃった」


「まー色々疲れたんちゃうけ?」


「そうかも」








ソファーに倒れていた龍は、そのまま就寝。

暖房付けてるから暖かいしね。






明るい髪から見える横顔は、いつ見ても整っている。

ただほっぺた痛そうやけど。










「ゆい、先輩やからって気張りすぎやろ」


「…………」


「お前もパンクしてまうで」


「分かってる」








雄大くんの言ってる意味は分かる。

けど、辛そうな龍を見てられない。









「本間は誰かに甘えたいんやろ?」


「今は大丈夫」


「今は、な」








今日二人に会えただけで充分。

そう思う。






最終的に頑張るのは龍なのだから。












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