小さい、それでもはっきりした声。
背中に龍の腕が回った。
「…あんた相当なお坊ちゃんらしいし、一筋縄ではいかんと思うで」
「、はい」
「今回のことは英寿くんと雄大くんには言わんとくから」
「いや、」
「ん?」
「喝、受けます」
意外な答え。
その答えに驚き、龍を見ると真剣な顔で。
「自分で言います、シンナーしたって」
「龍、」
「んで気引き締めます」
出会った日、龍は喧嘩で負けていた。
何回も薬物をして現実から逃げていた。
そんな龍が、今自分を変えようとしている。
「次いらんことしたら副総長から隊員に降格するからね」
「…あい」
「んで怪我人多いから暴れない」
「…あい」
「言っとくけど英寿くんの喝は半端ないからよろしく」
「………あい」
とりあえずゴミ捨てて、部屋片付けよ。
んでから龍と蓮達に喝入れて。
うちも喝受けなあかんのかな。
ま、しゃーない。
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