だから。
一人にすんなって言ったのに。
「なに、してんねん」
「おはよーございます、ゆいさんも学校休んだんですかー?」
「自分が何してんのか分かってんの?」
「あれ?蓮達いないっすねー、いつの間に学校行ったんやろ?」
テーブルや床にはビニール袋。
それを手に持つ龍の目は虚ろ。
シンナー。
あの頃と、同じ。
「もう…やめろって!!!」
「ゆいさん怒ってるー、ははっ」
「こんなん捨てろ!!!」
「あははははっ、めっちゃ笑えるっ」
きっと蓮達は、この現状を隠していたんだ。
私にバレたら確実にキレるから。
龍の心は、
とっくに壊れていた。
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