金髪の髪が見えなくなる。
階段を降りて行って、音も聞こえない。
「あーあ、行っちゃった」
「お前!!!」
「行きたければ行けば?彼女兼総長さん」
「黙れ!!!」
「早く慰めたりーや」
再び、尚輝の胸倉を掴む。
その瞬間、
「いっ…!!!!」
思いっきり殴った。
コイツを殴ったからと言って、何もならへんことは分かってる。
けど、許せなかった。
龍をモノみたいに扱うコイツが。
「お前がうちらの世界に入ってきたんやろが」
「……………」
「一発だけでも有り難いと思え」
鞄を持ち、全力疾走。
尚輝に構ってる暇なんてない。
龍を一人に出来ないから。
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