体が震える。
寒いからじゃなくて、怒り。
龍がどうして独占欲が強いのか。
喧嘩をしたとき、どうして私に嫌われたと思い拒否したのか。
それは愛を知らないから。
今なら身に染みて分かる。
「龍が今までどんな生活してたかも知らんくせに…!!!」
「生活?」
「高校に行くからって頑張って働いて金貯めててんで?!」
「へぇ、」
「携帯も雄大くんのお父さんが契約してくれて…!!!」
「うん」
「そんな龍の苦労も知らんとお前は!!!」
高校に行きたいと言った。
私はそれを最初止めた。
中学も行かないで仕事をして。
本当は辛いのに、ずっと笑顔で。
「龍が帰ってきたら親父は留学させるつもりやねんか」
「はぁ?!」
「金も払うし、今までの生活とはおさらば」
留学?
どこに?
尚輝はそれが嫌で遊びたいから、
「一気に金持ちになれるんやでー?」
龍に押し付けた。
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