ピシッと固まる私。

変に真面目な龍。





皆は好奇心旺盛な目で私を見る。

いやいや、てか見過ぎちゃう?









「何もないでー」


「あん?」


「だーから、俺とゆいちゃん仲良しやって」


「それはそれでムカつく」


「うわ白咲ヤキモチー?」


「ばっ…!!!」








やっぱり普通に話す尚輝が分からない。

今回はちょっと助けられたけど。




皆の視線は私から外れて、ちょっとため息。








「てゆか、ゆいが尚輝くんのこと嫌いやったら此処に居させへんしねーっ」


「まず何かあって、それでもゆいちゃんに近寄る奴なんておらんやろー」








何の疑いもなく、紫織と悠介は笑う。

龍は未だに拗ねたような顔をしているけど。






今英寿くんと雄大くんおらんでよかった。

心底そう思うわ。










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