「ゆいさん?」








声にハッとして、顔を上げると龍の不思議そうな顔。

龍だけじゃない、尚輝以外全員。




どうやら私の声は思っていた以上に低かったらしい。

時すでに遅し。






うわ、やってもーた。

尚輝に対して冷たいんバレバレやん。








「ゆい、なんか機嫌悪い?」


「ぜ、全然っ、なんかお腹痛かったような痛くなかったような」


「大丈夫っすか?!」


「ゆいちゃん下痢?」


「悠介…なかなかストレートやね」







セーフ?かな。

悠介の心無い言葉がちょっとアレやけど。




心配してくれる龍に笑顔を向ける。

すると龍も安心したような顔になった。





けど、












「天海と何かあったんかと思いましたよっ」











またまたピンチ到来。









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