手を振り、三人から離れる。

英寿くん達は今から遊ぶのか、私達同様歩き出して。




ケーキ大丈夫かな?

ま、いけるやろ。








「さっきの人等って白虎連合の人やろ?」


「え?知ってたん?」


「そりゃ有名やからね」


「あぁ、そっか」







電車の中は案外人が少ない。

揺れる振動から守るようにケーキは膝の上に置いて。








「ま、あの人等がゆいの仲間なら心配する必要ないかも」


「…うん」


「ちなみにあの可愛い彼氏とはヤっちゃったん?」


「はぁ?!」


「その反応はまだかー」


「あのね!!!」







ヤっちゃったとか!!!

なんちゅーことを!!!



龍とH…。

でも英寿くんに襲われかけた時フラッシュバックなっちゃったし。








「できちゃった婚は寿怒るでー」


「だから!!!」








しません!!!

できません!!!





しんみりした雰囲気ぶち壊しな!!!








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