「今日さ、ご飯付き合ってくるない?」 突然そう切り出した安住。 「どういう事?」 あたしが問いただすと観念したように素直に話し始めた。 「あのさ、この前ある書店で…綺麗な女の子見かけてさ…今日、食事に誘おうと思ってんだけど…2人っきりだと絶対断られると思って後輩2人は誘ったんだけど、両方男でさ…」 …なるほどね。 「それであたしにも来てほしいと」 「…はい。その通りです」