あたしはこの質問に賭けたんだ。 もし孝太郎がいないって答えたらあたしはこれからも会社では一番近い存在でいることを誓う。浅井さんには申し訳ないけどやっぱり自分に嘘はつけない。 でももし孝太郎がいるって答えたら… 「いるの?」 居てほしくないと想いながら問いかける。 「…いるよ」