それから数十分して悠くんのお母さんがやってきた。あたしと安住くんに丁寧にお礼を言ってくれた。悠くんもありがとうって言ってくれた。





「良かったね。悠くん、お母さん見つかって」





「だね。でも木村さん俺たち大事な事忘れてない?」





…大事な事?





「あっ!食べ物買いに行く途中だった!」







あたしたちはこの後食べ物を買いに行ってみきたちの本へ帰ったらもちろんみきに思いっきり遅い!!!と言われた。





やっぱり今日は運が悪い!と思う葉子だった。