安住くんとそんな言い合いをしていたら前方で小さな男の子がひとりで泣いていた。 あたしたちは思わず駆け寄る。 「どうしたの?何で泣いてるの?」 と優しく聞いてあげる。安住くんも大丈夫だよって声をかけている。 すると男の子はゆっくり話始めた。 「…ヒック、あのね…マ、マとヒクッはぐれちゃったの」 迷子か…。こういう時ってどうすればいいんだっけ? あたしがどうすればいいのか分からないでいると 「どこかに迷子センターがあるはずだよ」 冷静に安住くんが答えた。