「来たぜ!海ーーー!!」





と叫んでいるのは矢倉くん。車の中でもずっとこのテンションだったんだよね。別にいいんだけど、あたしも普段はテンション高い方だから。でも今日はテンション上がんないんだよ!と心の中で愚痴る。






「早速着替えて遊ぼうぜ!」





と言ってきた矢倉くん。





「そうだね!じゃああたしたち、着替えてくるね!」






と言うみき。






とうとう来てしまった。





あ〜、とうなだれていたらみきがあたしの腕を引っ張って更衣室へ向かう。







ぎゃーーーーー!!





というあたしの叫びはまたもやみきには届かなかった。