「重すぎだろ、これ…」 最後のほうになると 重さもピーク。 運び終えたときには 「もう一生しねぇ」 そう担任に言った。 もう5時半じゃねぇか。 あ、夕焼け… クソ綺麗。 ちょっと寄ってくかな。 俺は、長い階段をゆっくり上った。 俺が向かってる場所。 "屋上"だ。 なんだかんだ好きなんだよな。 屋上。 ドアノブに手を伸ばし ガチャッという音とともに 扉が開く。 そこには… 美亜がいた。