貴女に捧げる夜

さっき、軽く触れたつもりでも”痛い”と言った彼女。



吸うともっと痛いんじゃないのかな…?



なんて考えてみる。



でも、
確かAVでは吸っていたような…



痛いって言ったらやめればいいかな…?



でも、痛いのなんて可哀相だし…



迷った挙句、再度彼女に聞いてみることにした。



『吸ってもいいの?』
『もぉ!!聞かないでってば!!』



少し涙目で僕を睨む。



『リョータ、意地悪…』



”こんなに恥ずかしいH、初めてだよ”



そう言って唇を尖らせて
僕の首に手を回す。



『ごめん。気持ちよくなってほしくて』



そう言うと、彼女は



”優しく吸って”



と呟いた。